パチンコリサイクル

2006年11月28日

廃パチンコ台の抱える問題

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あ〜あ、ついに新聞沙汰になっちゃいましたね。

中日新聞の記事→中古偽り廃パチンコ台輸出

記事は11/26(日)付けで、朝刊に載っていました。

パチンコリサイクル法の制定を益々加速させていくような出来事ですね。

大体が液晶無しの中古パチンコ台で、そもそも液晶が無いのに中古で使用できる訳が無いのですが。

まあ、これは今に始まった事ではなく、5年以上も前から行われてきたものです。

元々は、パチンコ台というのは「逆有償」で、1台いくらというように処理費を貰って日本国内で解体し、解体後の有価物の売却と、台枠などの逆有償物の処理を賄ってきました。

ところが、このパチンコ台に使用されている部品の有価性に目を付けた東南アジアのバイヤーが、中国などの低廉な労働力で解体を行い、サヤを得るビジネスを始めたんですね。

当初はこれも廃掃法のアミを潜り抜け、運賃負担やコンサル料名目で逆有償でしたが、集荷競争が激化するにつれ有価で買うようになり、当然高く買えば買うほどサヤは細り、うまみが無い分不法投棄につながってしまう。

中国には廃パチンコ台を輸入し解体することができる、政府の正式ライセンスを持っている企業が2社あると聞いています。

このように中国にも適正な処理を行う企業も存在しているのですが、儲かりそうだという話を聞くと、にわかバイヤーが次から次へと沸きあがり、「とりあえずやってはみたが後は知らん」的な業者も増えます。

つまり、真面目にやってる業者も、このような「アウトロー」に迷惑をこうむっているフシもあります。

資源の国際循環が日常化してきている現代では、このような事象は当然ありえる事ですから、出す側もそうですが、受け入れる側も法整備やリサイクル設備及び技術を早急に整備する必要もありますね。

安心してリサイクル処理を任せられるような体制を作る事が、今後の重要課題でしょう。


新聞記事文中に登場する「バーゼル条約」ですが、これは有害廃棄物の越境移動を規制するというものです。

元々は先進国から発展途上国への有害廃棄物の移動を規制するものなんですが、リサイクル設備が無い発展途上国から、リサイクル設備のある技術に優れた先進国への移動まで規制してしまってる。

これは如何なものか?と論議をかもし出しています。

リサイクル設備が無い、また不適正なリサイクル処理で環境負荷及び人体負荷を与え、技術が無いために埋め立てをしている国から、リサイクル設備があり、環境に配慮された技術を有する先進国へ輸出し、適正にリサイクルされるならばそのほうが有意義というものです。

そのリサイクル処理によって排出国としては環境保護に貢献し、受入国としては、リサイクル処理によって産出される有用金属が自国消費に使用できる事は、双方の国にとっても大きなメリットと言えますからね。


日本は金属資源の殆どを輸入に頼っていますので、この輸入が滞ったら大変です。

特に経済発展著しい中国や、これからのインドなどが、金属資源の自国消費を優先した場合、間違いなく輸入は細るでしょう。

細れば価格高騰ですね。

マグロの漁獲量制限みたいなモンです。

そう考えると、日本国内での資源リサイクルっていうのは重要な位置を占めていると思います。

今の内に、国内発生物の国内完全処理や、他国からのリサイクル資源輸入を促進するなど、なんらかの手を打っていかないと。。

そうなると、国内バーゼル法関連もある程度見直しの時期にきているのかもしれませんね。
これは先日のエコテクノ2006九州で、シンポジウムの話題にもなっていました。

経済産業省も3R(リデュース・リユース・リサイクル)について推進しています。


リデュース=発生の抑制、まずは廃棄物を出さないと。

リユース=中古品として使えるものは使い、とにかく再利用出来るものは再利用しましょう。

リサイクル=でも、もう、どうしょうもなくなったら、資源として有効活用しましょう。


リユースに関しては今や便利なもので、昔は不用品で捨てていたものが、フリーマーケットやネットオークションで買い手が付くなど、リユースとしての中古品市場は爆発的に大きくなりました。

中古パソコンなどを中心に秋葉原=アキバあたりでその存在感は増し、ジャンクショップを中心に中古パーツも花盛りです。

リサイクルショップは乱立し、各リースメーカーも市場に参入し、新品を売るメーカーにとってはウザイかもしれませんが、一大市場がそこにはあります。

環境意識の高まりを受け各リサイクル法も施行され、中古で流通しなくなったモノが最終的に行き着く資源リサイクル分野も活況を呈しています。

こうした現状を踏まえると、安心できるリユースやリサイクルは、やはり日本国内にあると思えます。

こんなわが国ですから廃パチンコ台にしても、何も輸出しなくても良いんじゃないの?と、思うんですけどね。。
色んな事情は有るかと思いますが。


ちなみに話は変わりますが、中国ではスクラップ輸入禁止21品目というものがありまして、その中で「ある物」が規制されています。

特に問題ないように見受けられる「ある物」なんですが、なんでダメなのか聞いたところ、中国の某有力者が、その「ある物」を作っている工場を経営されているようで。

法律のホンネはそういうところにあるのかも?というところを垣間見たところで、本日お開きです。

****


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okuno3939 at 13:17コメント(2) この記事をクリップ!

2006年07月06日

パチンコ台リサイクルはどうなる?

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今日は、パチンコ台のリサイクルを行う上での「収益性と今後」について書いてみました。

そろそろパチンコ台も「リサイクル法」に掛かってくるんじゃ・・・なんて感じですけど、そもそもこれをリサイクルした場合、ちゃんとした収益が上がるのか?

関連記事はこちら↓
http://1okucha.livedoor.biz/archives/50464666.html

適正なリサイクルには金が掛かかります。

殆どが人件費!続きを読む

okuno3939 at 20:39コメント(11) この記事をクリップ!

2006年03月24日

パチンコ台を料理する

「う・・・、もう既に1200回転を突破・・・」

「ポコポコッ」(泡の音)

「泡がクラゲに!」

「リーチ!」

「キタかーーーついに!!」

「しかも1×9クロス!」
「お!魚群だーー!」
「頼むよ〜〜マリン〜〜〜!!」

『ピコ♪』

「ごめんね〜〜♪」

「くそーーーーー!!!またも魚群ではずしたーーーー!!!」
「当たる気しねぇーーーー、でも今さらやめれねぇーーーー!!」


ま、よくある光景ですが、パチンコ大海物語の一幕でした・・・。

そんなパチンコ台も、役目を終えるとスクラップになってしまうわけで。

今日はそんなパチンコ台が、どんなになっちゃうのか?
その一部始終をご紹介しましょう。
続きを読む

okuno3939 at 21:41コメント(3) この記事をクリップ!
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